猫の食事量の抑え方

 

猫の食事の回数

 

猫は一日に3回から5回の食事を小分けにして取ります。 一度に多くあげてしまうと全て食べきってしまう猫もいます。

 

これが一度の通常の量になってしまうと肥満を促してしまうことになるので注意が必要です。

 

一日分を自分で数回に分けて食べてくれる猫もいますが、こちら側から分けてあげたほうが安心ですね。

 

特に最初が肝心で、かわいいからといって一度食べ終わった後になんでもあげてしまうことは危険です。

 

一度の量はこれだけという風にしつけておかなければなりません。

 

後々ダイエットしなければならないことになった時に特に危険です。 量が少ないと言って鳴かれることが多くなるのです。

 

この場合もかわいそうだからといってあげてはいけません。 心を鬼にしなければならないのです。

 

成長期の猫であれば運動によって使用するエネルギーと食事からとるエネルギーのバランスをとることは難しいことではありません。

 

猫の身体は1歳ぐらいで基本形が完成します。

 

活発に動ける時期は食欲も旺盛ですが、年齢とともに活動量が落ち、それに伴って食欲も落ちていきます。

 

しかし中にはそれほど運動量が無いにも関わらず食欲だけが旺盛な猫もいます。 この場合には注意が必要です。

 

 

 

遊ばせることが重要

 

運動をさせることと遊ばせることは違います。 単純に運動をさせるのではなく、遊びによる運動を行うことが重要です。

 

猫はストレスを感じると反動で過食気味になったりもします。 また何もすることがないから食欲へベクトルを向ける猫もいます。

 

このため遊びながら運動量を確保してストレスを軽減してあげることが出来れば食欲を抑えることにも繋がるのです。

 

遊びは昔ながらの定番商品である猫じゃらしが効果的です。

 

他にも市販されているおもちゃがあるので高価なものではなくていいので試してみても面白いでしょう。

 

一日の3分の2にあたる16時間ぐらいは寝て過ごす猫ですが、その他の時間の中で30分ぐらいの運動をする必要があります。

 

一気に30分では体力的にも厳しいので2セットもしくは3セットくらいに分けて遊んであげると良いでしょう。

 

自分自身が中々遊んであげられなければ他に猫を飼ってあげるのも一つの手です。

 

多頭数での飼育となれば、放っておいても一緒にじゃれあって遊んでくれます。

 

多頭数飼うことでエサ代も高くなるので経済的に余裕がある場合は考えてみてはどうでしょうか。

 

ただし、相性が悪くて喧嘩になることもあるので注意が必要です。

 

 

 

食欲が増す原因

 

去勢手術によって食欲が増すことがあります。

 

これまで性欲という欲があったにもかかわらず、無くなってしまうことで行き場を失ってしまいます。

 

これが食のほうへと変化していくわけです。 ホルモンのバランスが変化したことによって代謝も低下するので太ることが必然のようになってきますね。

 

このため去勢をするのであれば食欲が旺盛になるということを考えて手術を考えなければなりません。

 

またエサを置いたままにしておくことは、やはりNGです。 目の前にものがあれば食べたくなるのは人間も同じです。

 

食欲をコントロール出来ない猫にとってはただの苦痛でしかありません。

 

あなたが出来なければ、自動給餌気を使って時間と量を管理することが最善の策です。

 

決まった時間に決まった量だけをあげることが出来るので徹底的に管理することができます。

 

多少購入金額ははりますが、急な外出や長期外出にも対応することが出来るので有効的です。

 

食欲を抑えるためには目の前に置かないことは非常に重要なポイントになるということですね。

 

 

 

低脂肪キャットフードに変更する

 

完全に食欲を抑えることが出来ないのであれば、同量で低カロリーな食事に変更することが効果的です。

 

このため今現在与えているキャットフードよりも低脂肪のものを与えると食欲を満たしながらダイエット効果を期待することが出来ます。

 

太りづらい体型となるので肥満が気になってきている猫にも適用できます。

 

また食事の回数を逆に増やすこともかなり効果的です。

 

ただし、一度の量を減らさなければなりません。 小分けに与えることで常に満足感を持続することが出来ます。

 

今現在ウェットなものを与えている人はドライフードに変更することも食欲の抑え方の一つです。

 

ドライフードであればウェットフードに比べて噛む回数が増えます。

 

アゴを鍛えられるとともに脳の満腹中枢を刺激することになります。

 

人間は意識的に噛む回数を増やすことは出来ますが、猫には厳しいですよね。 低脂肪のキャットフードがドライフードのものが多いので一度で二つの効果があれば一挙両得ですね。

 

しかし急に食事を変えると猫は戸惑ってしまいます。 変化を好まない猫が多く、一度食べ慣れればそれを食べる傾向にあります。

 

前のキャットフードと混ぜて少しづつシフトしていくことがスムーズな流れとなります。

 

食欲を無くすのではなく、満たしながらカロリーを抑えていくことが有効的な手段の一つとなりますね。